アイブリス創薬株式会社

TERMS用語解説

生物の基礎

DNAとは

生物はDNAからなる遺伝子を元に生命活動を行っています。五炭糖とリン酸と塩基で構成される分子をヌクレオチドと呼び、ヌクレオチドが連結しDNAが構成されます。

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DNAと遺伝子

RNAとは

DNAからRNAへコピーされるステップを介してタンパク質が作成されます。RNAはタンパク質が作られる過程(翻訳)において、とても重要な役割を担っています。

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RNAとは

タンパク質について

タンパク質とは、ヒトの体の中で水の次に多く存在している物質で、体内の15~20%を占めています。最も多い水の割合は約60%ですのでそれを除いた約40%を全体とすると半分近くがタンパク質ということになります。

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体の構成成分

セントラルドグマ

DNA からタンパク質が合成される流れのことを言います。分子生物学の基本原則とされています。DNA からDNA への複製、DNA からRNA への転写、RNA からタンパク質への翻訳この3つのステップがセントラルドグマにおける流れになります。

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セントラルドグマ

糖鎖とは

糖鎖(Glycan)とは、単糖がグリコシド結合でつぎつぎと繋がり、まるで鎖のようになっている分子のことを言います。

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グリコシド結合

エクソソームとは

細胞外に存在する脂質二重膜で囲まれた粒子のことを細胞外小胞体と総称され、さらにエンドソーム由来のものをエクソソームと呼びます。

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エクソソームとは

免疫システム

免疫とは

免疫とは、体内に侵入する異物や異常な細胞などから身体を守る仕組みです。自然免疫と獲得免疫の2つの免疫機構が存在し、それぞれ異なる役割を担っています。

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免疫

HLAについて

HLAとは1954年に発見された白血球の血液型のことで、ヒトのMHC(主要組織適合性複合体)を意味します。

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HLA

サイトカインについて

サイトカインは、免疫系の異なる細胞タイプ(例えば、T細胞、B細胞、マクロファージなど)から分泌され、周囲の細胞に対して特定のシグナルを送信します。

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HLA

自己免疫疾患

自己免疫疾患は、免疫系が体内の正常な組織や細胞を異物とみなし、攻撃してしまう疾患の総称です。そのため、慢性的な炎症を引き起こすことがあり、臓器や神経系にダメージを与え、病気の進行によっては生命に関わることもあります。自己免疫疾患の原因は、遺伝的要因や環境要因、感染症、ストレスなどが関与していると考えられていますが、詳細なメカニズムは未解明な部分が多いです。

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自己免疫疾患

口腔

唾液腺について

唾液腺は口腔に開口する分泌腺であり、大唾液腺、小唾液腺に分類されます。三大唾液腺として、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)が左右一対ずつ存在します。

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三大唾液腺

口腔内の微生物について

私達の体では多くの微生物が生活しており、その数は1000兆個にもおよぶと推測されています。私達の体で共生する微生物を常在菌・常在微生物と呼ぶのですが、私達の体を作る細胞の数は37兆個と言われていますので、体をバラバラにすると微生物の方が多い計算になります。

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常在菌と細胞数

解析技術

遺伝子解析技術ついて

1950年代にDNAポリメラーゼというDNAの合成を触媒する酵素が単離されました。1970年代になると制限酵素とDNAリガーゼという酵素を用いて、DNAを切り貼りできるようになりました。

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DNAポリメラーゼ